SaaS勤怠管理7選|リモートワーク対応で徹底比較【2026年最新】
SaaS勤怠管理7選|リモートワーク対応で徹底比較【2026年最新】
リモートワークが当たり前になった今、「従業員の勤怠をどう管理するか」は多くの企業が抱える課題です。従来のタイムカードやExcel管理では限界があり、場所を問わず正確に勤怠を記録できるSaaS型の勤怠管理システムへの移行が加速しています。
本記事では、リモートワーク対応に優れたSaaS勤怠管理サービス7つを厳選し、機能・料金・対応規模を徹底比較します。自社に最適なサービスを選ぶためのポイントも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
「勤怠管理だけでなく、労務まわりをまるごと外部に任せたい」 という方には、労務管理のアウトソーシングサービス Remoba労務 もおすすめです。勤怠管理・給与計算・入退社手続きなどをまとめて委託でき、少人数のバックオフィスでも無理なく運用できます。
リモートワーク時代に勤怠管理SaaSが必要な理由
コロナ禍を経て定着したリモートワークですが、勤怠管理の仕組みが追いついていない企業はまだ少なくありません。ここでは、従来型の勤怠管理が抱える課題と、SaaS型が求められる背景を整理します。
従来の勤怠管理が抱える3つの限界
1. 物理的な打刻が前提のため在宅勤務に非対応
ICカードや指紋認証など、オフィスに設置された打刻機を前提としたシステムでは、在宅勤務やサテライトオフィス勤務に対応できません。出社しなければ打刻できないという根本的な問題を抱えています。
2. 勤務実態の把握が困難で労務リスクが増大
リモートワーク環境では、従業員が「いつ働いているか」が見えにくくなります。長時間労働やサービス残業を把握できず、労働基準法違反のリスクが高まるケースが増えています。厚生労働省の調査によると、テレワーク実施企業の約35%が「労働時間の管理が難しい」と回答しています。
3. 紙やExcel管理では集計・分析に膨大な工数がかかる
紙のタイムカードやExcelでの手入力管理は、毎月の集計作業だけで担当者1人あたり平均20時間以上を費やすとも言われています。入力ミスや計算ミスのリスクも高く、正確性と効率性の両面で課題があります。
SaaS型勤怠管理が解決できること
場所を問わずPC・スマホから打刻可能
SaaS型の勤怠管理システムなら、インターネット環境さえあればどこからでも打刻できます。スマートフォンアプリやWebブラウザから数タップで出退勤を記録でき、リモートワークとの相性が抜群です。
リアルタイムで勤務状況を可視化
管理者はダッシュボードから従業員の勤務状況をリアルタイムで確認できます。「誰が今働いているか」「残業時間が上限に近づいている従業員はいないか」といった情報を即座に把握し、迅速な対応が可能です。
クラウドのため導入・運用コストが低い
オンプレミス型と比べて、サーバー構築や保守の費用が不要です。初期費用0円で始められるサービスも多く、月額1人あたり200〜400円程度から利用できるため、中小企業でも導入しやすい価格帯となっています。
2026年の法改正・働き方改革への対応
2024年4月から建設業・運送業にも適用が拡大された時間外労働の上限規制は、2026年現在すべての業種で厳格な運用が求められています。SaaS型の勤怠管理システムには、こうした法改正に自動で対応する機能が備わっています。
- 時間外労働の上限規制への自動アラート:月45時間・年360時間の上限に近づくと管理者と従業員双方に通知
- 有給取得義務の管理機能:年5日の有給取得義務を自動追跡し、未取得者へのリマインドを実施
- フレックスタイム・裁量労働制への柔軟な対応:コアタイムの設定やみなし労働時間の管理など、多様な勤務制度に対応
リモートワーク対応の勤怠管理SaaSを選ぶ5つのポイント
勤怠管理SaaSは数多く存在しますが、リモートワーク対応を重視する場合、以下の5つの評価軸で比較すると自社に合ったサービスを見つけやすくなります。
GPS打刻・位置情報管理の精度
リモートワークで最も懸念されるのが不正打刻です。GPS打刻機能があれば、従業員がどこから打刻したかを記録できます。
選定時には以下を確認しましょう。
- 在宅・外出先からの打刻で不正を防止できるか:GPS情報の記録精度や、打刻時の位置情報表示機能の有無
- Wi-Fi接続情報やIPアドレス制限の有無:特定のネットワークからのみ打刻を許可する設定ができれば、セキュリティがさらに向上します
多様な勤務形態への対応力
リモートワークを導入している企業では、フレックスタイムや時差出勤など複数の勤務形態が混在していることが一般的です。
- フレックスタイム・時差出勤・シフト勤務への対応:部署やチームごとに異なる勤務ルールを設定できるか
- 中抜け打刻や複数回出退勤の記録が可能か:子育て中の従業員など、日中に一時離席するケースにも対応できると安心です
他システムとの連携性
勤怠管理システム単体ではなく、既存の業務システムとスムーズに連携できるかは重要な判断基準です。
- 給与計算ソフト・人事労務システムとのAPI連携:勤怠データを手動で転記する手間を省き、ミスを防止
- Slack・Teams等のチャットツールからの打刻対応:普段使っているツールから打刻できれば、従業員の負担が大幅に軽減されます
バックオフィス全体の効率化を考えている方は、SaaS経費精算ツール比較|中小企業向けおすすめ7選もあわせてご覧ください。
料金体系と費用対効果
サービスによって料金体系は大きく異なります。見落としがちなポイントを整理しておきましょう。
| チェック項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 従業員1人あたりの月額コスト | 200〜400円が相場。機能によって上下する |
| 無料プラン・トライアル期間 | 小規模企業は無料プランで十分なケースも |
| 最低利用人数・契約期間 | 最低5名〜、年間契約が条件のサービスもある |
| オプション料金 | GPS打刻やAPI連携が別料金の場合がある |
導入サポートとカスタマーサポートの質
勤怠管理SaaSは導入して終わりではなく、就業規則の設定や初期データの投入など、運用開始までにやるべきことが多いのが実情です。チャットサポートの対応時間や、専任の導入支援担当がつくかどうかも確認しておきましょう。
【比較表】リモートワーク対応のSaaS勤怠管理7選
比較表:機能・料金・対応規模の一覧
今回取り上げる7サービスの主要機能と料金を一覧で比較します。
| サービス名 | GPS打刻 | チャット打刻 | フレックス対応 | API連携 | 月額料金(税抜) | 対応規模 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KING OF TIME | ○ | ○(Slack等) | ○ | ○ | 300円/人 | 小規模〜大企業 |
| ジョブカン勤怠管理 | ○ | ○(Slack・LINE) | ○ | ○ | 200円/人〜 ※無料プランあり | 小規模〜中堅 |
| freee勤怠管理Plus | ○ | △(限定的) | ○ | ○(freee製品間) | 400円/人 | 小規模〜中堅 |
| マネーフォワード クラウド勤怠 | ○ | ○(Slack) | ○ | ○(MF製品間) | 300円/人〜 | 小規模〜中堅 |
| HRMOS勤怠 | ○ | ○(Slack・LINE) | ○ | △ | 100円/人〜 ※無料プランあり | 小規模向け |
| Touch On Time | ○ | △ | ○ | ○ | 300円/人 | 中堅〜大企業 |
| AKASHI | ○ | ○(Slack) | ○ | ○ | 200円/人〜 | 小規模〜中堅 |
※料金は2026年2月時点の公式サイト情報に基づきます。プランや利用人数により変動する場合があります。
また、上記以外にもAI搭載で勤怠の自動集計や異常検知に対応した新興サービス Relix勤怠 も注目を集めています。リモートワーク時代の勤怠管理を根本から見直したい企業は、あわせてチェックしてみてください。
比較表の見方と注目ポイント
自社の従業員数・勤務形態に合わせた絞り込み方
まずは自社の従業員数から「対応規模」を確認しましょう。50名以下であれば無料プランのあるジョブカンやHRMOS勤怠からスタートするのが手軽です。100名以上の企業はKING OF TIMEやTouch On Timeの安定性が強みになります。
無料プランと有料プランの機能差に注意
無料プランは人数制限だけでなく、GPS打刻やAPI連携といった主要機能が制限されていることがあります。トライアル時には、有料プランの機能を試せるかどうかも確認しておきましょう。
SaaS勤怠管理7選の特徴を詳しく解説
ここからは、各サービスの強み・弱み・向いている企業タイプを詳しく見ていきます。
KING OF TIME:業界最大手で多機能
KING OF TIMEは、導入企業数56,000社以上、利用者数370万人以上を誇る国内シェアNo.1の勤怠管理SaaSです。
- 打刻方法の豊富さと生体認証対応:PC・スマホ・ICカード・指紋認証・顔認証など、20種類以上の打刻方法に対応。拠点や職種に応じて使い分けられます
- 大企業〜中小企業まで幅広い導入実績:シンプルな勤怠管理から複雑なシフト管理まで柔軟に対応。カスタマイズ性の高さが支持されています
- 月額300円/人〜で始められるコストパフォーマンス:全機能が追加料金なしで利用でき、初期費用も0円。機能の豊富さに対するコスパの良さは業界随一です
こんな企業におすすめ:多拠点展開している中堅〜大企業、打刻方法を柔軟に選びたい企業
ジョブカン勤怠管理:シンプルで低コスト
ジョブカンは、シリーズ累計導入実績25万社以上を誇る人気サービスです。
- 無料プランあり(10名まで)で小規模企業に最適:スタートアップや少人数のチームなら、コスト0円で本格的な勤怠管理を始められます
- Slack・LINE打刻に対応しリモートワークと相性が良い:普段使い慣れたツールから打刻できるため、従業員への浸透がスムーズです
- ワークフロー・シフト管理も一体化:残業申請や休暇申請のワークフロー機能も搭載。別途ツールを導入する必要がありません
こんな企業におすすめ:コストを抑えたいスタートアップ、ITリテラシーが高くない従業員が多い企業
freee勤怠管理Plus・マネーフォワード クラウド勤怠
この2サービスは、いずれもバックオフィスSaaSの大手が提供しており、自社の会計・人事労務製品との連携が大きな強みです。
freee勤怠管理Plusの特徴
- freee会計・freee人事労務との一気通貫で、勤怠データが給与計算や年末調整まで自動連携
- 位置情報付き打刻をはじめ、リモートワークに必要な機能を標準搭載
- 月額400円/人とやや高めですが、複数ツールを統合できるため総合コストでは有利
- マネーフォワードの給与・経費・社会保険などバックオフィス全体の統合管理が可能
- Slack連携による打刻やGPS打刻を標準機能として提供
- 月額300円/人〜で、マネーフォワードシリーズを既に利用中の企業には特にお得
バックオフィス業務をまるごとクラウド化したいなら、マネーフォワード クラウド で勤怠・給与・経費・社会保険を一括管理するのが効率的です。まずは無料トライアルで使い勝手を試してみてください。
経費精算も同時に見直したい方は、【2026年】中小企業向けSaaS経費精算ツール8選を徹底比較も参考になります。
HRMOS勤怠・Touch On Time・AKASHI
HRMOS勤怠
- 無料プランが30名まで利用可能と、無料枠の充実度はトップクラス
- 有料プランも月額100円/人〜と業界最安水準
- 小規模企業やまず試してみたい企業に最適ですが、大規模運用には機能面でやや物足りない場合も
Touch On Time
- 導入企業数53,000社以上、利用者数310万人以上と国内トップクラスの実績
- タイムレコーダー端末との連携が充実しており、拠点が多い企業や店舗型ビジネスに強み
- 月額300円/人で初期費用0円。打刻端末のレンタルも可能
AKASHI
- ソニービズネットワークスが提供するテレワーク管理に特化したサービス
- 工数管理機能を標準搭載しており、「どの業務にどれだけ時間を使ったか」を可視化
- 月額200円/人〜でSlack打刻にも対応。プロジェクト管理を重視する企業に向いています
企業規模・目的別おすすめサービスの選び方
「結局、自社にはどれが合うのか」を素早く判断できるよう、企業規模別に整理しました。
スタートアップ・小規模企業(〜50名)向け
| 優先事項 | おすすめサービス | 理由 |
|---|---|---|
| コスト最優先 | ジョブカン / HRMOS勤怠 | 無料プランで基本機能を利用可能 |
| 会計ソフトとセット導入 | freee勤怠管理Plus | freee会計との連携で業務を一元化 |
| バックオフィス全体を統合 | マネーフォワード クラウド勤怠 | 給与・経費・社会保険まで一括管理 |
まずは無料プランで運用を始め、従業員数の増加や機能ニーズの拡大に合わせて有料プランへ移行するのが賢い進め方です。
中堅企業(50〜300名)向け
- 複数拠点・多様な勤務形態がある場合:KING OF TIMEが安定した選択肢です。打刻方法の多様性と柔軟な勤務ルール設定で、拠点ごとの運用差にも対応できます
- バックオフィスDXを推進したい場合:マネーフォワード クラウド勤怠を軸に、給与・経費・社会保険まで一括管理する体制を構築するのが効率的です
- 勤怠管理の運用自体を外部に任せたい場合:社内にバックオフィス専任者がいないなら、Remoba労務のようなアウトソーシングサービスも選択肢に入れましょう
大企業・複雑な勤務体系がある企業向け
大企業では、カスタマイズ性と導入サポート体制が重要です。
- KING OF TIME:専任の導入サポートチームが付き、複雑な就業規則にも対応可能。API連携も充実しており、既存の人事システムとの統合がスムーズ
- Touch On Time:全国の拠点に打刻端末を展開できるスケーラビリティが強み。大規模導入の実績が豊富で、運用設計の相談にも対応
いずれも導入前にPoC(概念実証)を実施し、自社の就業規則や勤務パターンに合致するかを事前に検証することをおすすめします。
勤怠管理SaaS導入時のよくある質問(FAQ)
Q. 勤怠管理SaaSの導入にどれくらいの期間がかかりますか?
サービスによりますが、クラウド型であれば最短で申込から1〜2週間で運用開始できるケースが多いです。就業規則が複雑な企業では、初期設定に1〜2ヶ月程度を見込んでおくと安心です。
Q. 既存の給与計算ソフトとの連携は可能ですか?
主要なSaaS勤怠管理サービスは、CSV出力やAPI連携で給与計算ソフトへのデータ連携に対応しています。特にマネーフォワード クラウドやfreeeシリーズは、自社の給与計算ソフトとシームレスに連携できるのが強みです。
Q. リモートワークでの不正打刻を防ぐにはどうすればいいですか?
GPS打刻・IPアドレス制限・顔認証打刻などの機能を組み合わせることで、不正打刻のリスクを大幅に低減できます。KING OF TIMEやAKASHIなど、複数の認証方式を併用できるサービスが特に有効です。
まとめ:自社に合ったSaaS勤怠管理で働き方改革を加速しよう
リモートワーク対応のSaaS勤怠管理を選ぶ際は、GPS打刻の精度・多様な勤務形態への対応・他システムとの連携性・料金体系・サポート体制の5つを軸に比較するのがポイントです。
企業規模別のおすすめを改めて整理すると:
- 〜50名のスタートアップ・小規模企業:ジョブカンやHRMOS勤怠の無料プランからスタート
- 50〜300名の中堅企業:KING OF TIMEまたは**マネーフォワード クラウド勤怠**でバックオフィスDXを推進
- 300名以上の大企業:KING OF TIMEやTouch On Timeの導入サポートとカスタマイズ性を活用
多くのサービスが無料トライアルや無料プランを提供していますので、まずは気になるサービスを2〜3つ試してみることをおすすめします。実際に操作してみることで、自社の運用フローに合うかどうかが明確になります。
\\ 勤怠管理の見直しとあわせてチェック /
勤怠管理の効率化と同時に、バックオフィス業務全体をクラウド化したい方は マネーフォワード クラウド がおすすめです。勤怠・給与・経費精算・社会保険をひとつのプラットフォームで完結でき、データ連携の手間を大幅に削減できます。
また、勤怠管理・給与計算・入退社手続きなどの労務業務をまとめてアウトソーシングしたい方は Remoba労務 も検討してみてください。専門スタッフがリモートで労務を代行してくれるため、少人数の管理部門でも安心です。